全国各地の活動
私たち原告団は、全国各地でB型肝炎患者が手を取り合い、力をあわせて患者の利益と権利を守るさまざまな活動に取り組んでいます。
患者交流会
B型肝炎患者は、感染症の患者としてこれまで社会生活の多くの局面で制約を感じてきました。職場、学校、さらに家庭においても患者としての悩みや心配を話すことができず、自分が患者であることを隠してきた方も少なくありません。
私たちは、お互いに同じ境遇にある者として、病院や薬のこと、仕事や家庭生活など日ごろ誰にも相談できないことについて、率直に相談し話し合うことができる場として「患者交流会」を各地で開催しています。
「自分以外のB肝患者の方と初めて話ができた」という多くの声が届いています。ぜひ、原告団の仲間に加わり、「患者交流会」に参加してください。
医療講演会
かつてB型肝炎は、治ることのない恐ろしい病気とされていました。しかし、現在ではウイルスの増殖を防ぐ核酸アナログ製剤が実用化され、さらに医療費助成の対象となっています。また、B型肝炎はさまざまに病態が進展し、ウイルスの状態も複雑に変化するので、継続的に肝臓専門医の診療を受けることが大切です。
私たちは、B型肝炎についての最先端の医学的知識や新しい治療法など、患者にとって有益な情報をわかりやすく伝えてくれる医師や研究者をお招きして、各地で医療講演会を開いています。
最近では、Webを活用して全国の原告のみなさんに視聴してもらう講演会にも取り組んでいます。
原告団ニュースなど
私たちは、全国原告団ニュースやB肝通信といった印刷物を発行し、全国の原告のみなさんに配布しています。また、各地でも地域の原告団ニュースやWebを活用した通信を発行しているところもあります。
こうしたニュースでは国や自治体との話し合いや署名などの取組みで進んできた肝炎対策の報告やさまざまな活動を紹介しています。
さらに、医療講演会の内容を記録した講演録も発行しています。